標高2000メートルを超える、高原の首都

アスマラはエリトリア中央部の高原にある首都で、標高は2000メートルを超えます。中心部には格子状の街路を基本に、放射状の道を組み合わせた都市の形が残ります。ハルネット通りやセマタット通り、公園、歩道、店や住居が連なり、宗教施設の塔も街の景観を形づくります。登録された遺産地区には、大きな記念建築だけでなく、工場や車庫、住宅も含まれています。

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アスマラは、エリトリア中央部の高原にある首都です。標高2000メートルを超える町には、先住の地区と、イタリア植民地期に計画された街路や建物が重なっています。給油所や映画館、住宅、宗教施設が残る一方、その都市計画には人種隔離も組み込まれました。メデベルでは古い金属を日用品へ加工し、イダガ・イクリでは穀物や豆が売られます。工芸品の市場と、建物を修理し使い続ける仕事も、首都の生活を支えています。
● アスマラ
街の代表地点 · 国の主な陸地
アスマラはエリトリア中央部の高原にある首都で、標高は2000メートルを超えます。中心部には格子状の街路を基本に、放射状の道を組み合わせた都市の形が残ります。ハルネット通りやセマタット通り、公園、歩道、店や住居が連なり、宗教施設の塔も街の景観を形づくります。登録された遺産地区には、大きな記念建築だけでなく、工場や車庫、住宅も含まれています。

イタリアの植民都市として計画が進む以前から、アスマラには地域の集落がありました。世界遺産には、計画された街区に加えてアルバテ・アスマラとアバシャウェルの地区も含まれます。1893年から1941年に重ねられた都市計画は、用途と人種による隔離を取り入れました。街の建設には現地の材料や工法、技能と労働も使われ、その後は住民の生活と自決を求める歴史が重なりました。
UNESCO World Heritage Centre · Asmara Heritage Project/Central Region Administration(UNESCO公開)

フィアット・タリエロは、ジュゼッペ・ペッタッツィの設計で1938年に建てられた給油所です。中央の塔から、航空機の翼を思わせるコンクリートの屋根が大きく張り出します。自動車や機械の形を取り込んだ建物は、1930年代に急増した都市の施設の一つです。当時の街には車庫や工場、住宅も整えられ、建物の実用と、植民地支配を示す都市の演出が結び付いていました。
Eritrea Ministry of Information · UNESCO World Heritage Centre · Sailko/Wikimedia Commons(Wikimedia CH支援)

インペロは、1930年代の映画館建築を伝える建物です。ハルネット通りに面する正面には、縦に連なる窓と円形の装飾、入口を覆う長い庇が設けられています。映画館は、事務所や住宅、商店、宗教施設とともに植民地期の都市建設で整えられた用途の一つでした。アスマラにはローマ、オデオン、キャピトルなどの映画館もあり、娯楽のための建物が街の中心に集まりました。
Eritrea Ministry of Information · UNESCO World Heritage Centre · Mheidegger/Wikimedia Commons

メデベルは、材料の再利用と金属加工の仕事が集まる市場地区です。職人は古い金属をたたき、切り、溶接して、道具や台所用品へ作り替えます。使い古したタイヤを履物に加工する仕事も紹介されています。同じ地区には香辛料を粉にする店もあり、ベルベレやシロなどの材料を扱います。日用品を作る作業と、食料を加工して売る仕事が近くで営まれる場所です。
Eritrea Ministry of Information/Luwam Kahsay H. · Asmara Heritage Project/Central Region Administration(UNESCO公開)

イダガ・イクリは、名前が作物の市場を意味する、暮らしの食料を扱う場所です。情報省の市場紹介では、テフ、ソルガム、大麦、レンズ豆などが売り場に並ぶとされています。生鮮品や香辛料、布製品や日用品も扱われ、買い物と近隣の人の会話が重なります。中央のインダ・ヴェルドゥラでも果物や野菜が売られ、高原の町の食卓を支える商いが複数の市場に分かれています。

イダガ・レカは、籠や陶器、装身具、織物などの手工芸品を扱う地区です。ショールやスカーフとともに、コーヒーをいれる土の器ジェベナや小さな杯も紹介されています。暮らしで使う器と身に着けるものを、作り手や売り手が市場へ届けます。食料のイダガ・イクリ、金属加工のメデベルと並び、素材や用途の異なる品物を扱う商いが町の仕事を形づくっています。

アスマラの遺産地区は2017年に世界遺産へ登録されました。翌2018年12月には、地元の建築家や都市の専門家、関係者が参加する研修が行われています。建物だけを切り離すのではなく、地域の参加、小規模な商いと雇用、都市全体の環境を含めて保全を考える取り組みでした。修理や維持管理には、所有者、職人、建築許可や保全を担う行政機関などの仕事が関わります。
平均気温は、最も暖かい6月が約26℃、最も涼しい1月が約19℃。降水量は8月が約163mm、12月が約3mmで、雨の量にも季節差があります。
1991〜2020年の30年間の月別平均。代表地点周辺の格子データによる推定で、街の観測所の実測値や現在の気温ではありません。標高や地区によって差があります。
NASA POWER| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 約28℃ | 約14℃ | 約19℃ |
| 2月 | 約30℃ | 約14℃ | 約21℃ |
| 3月 | 約31℃ | 約16℃ | 約22℃ |
| 4月 | 約33℃ | 約18℃ | 約25℃ |
| 5月 | 約33℃ | 約20℃ | 約26℃ |
| 6月 | 約33℃ | 約20℃ | 約26℃ |
| 7月 | 約29℃ | 約19℃ | 約23℃ |
| 8月 | 約28℃ | 約19℃ | 約23℃ |
| 9月 | 約30℃ | 約18℃ | 約24℃ |
| 10月 | 約30℃ | 約16℃ | 約22℃ |
| 11月 | 約29℃ | 約15℃ | 約21℃ |
| 12月 | 約28℃ | 約14℃ | 約19℃ |
エリトリアの食文化から、料理や菓子を紹介します。

陸上競技選手。
アスマラ生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidata著作家・自伝作家。
アスマラ生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidataこの街・地区の周辺にある世界遺産の参考情報です。行政区域内や動画の撮影場所とは限りません。

UNESCOの世界遺産リストに掲載されている文化遺産。
2017年 世界遺産登録UNESCO世界遺産センター参考写真:sailko · 参考写真 ↗ · CC BY-SA 3.0この名前の地域は見つかりませんでした。
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