平野に築かれた旧市街

カイラワンは、海岸と山地の間にあるチュニジア中部の平野に位置します。670年に建設され、アグラブ朝の時代に発展しました。城壁内のメディナでは、狭く曲がる路地の奥に中庭を囲む家が並びます。家の外壁は小さな窓と入口が中心ですが、中庭に面する壁には大きな開口を設けています。外側の郊外地区には、より直線的な街路もあります。町の歴史的な範囲は、旧市街だけでなく貯水池や城壁外の宗教施設も含んでいます。

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カイラワンは、チュニジア中部の内陸平野に築かれた町です。670年の建設後、9世紀のアグラブ朝のもとで発展し、大モスクや貯水池が整えられました。旧市街には曲がる細い路地と中庭のある家が集まり、その外側には異なる街路の町並みが広がります。結び目を作るじゅうたん織りや、ナツメヤシの実を使う菓子づくりも町の仕事です。市外のラッカーダには発掘資料や写本を収める博物館があり、市内では大学の学生が言語や考古学を学んでいます。
● カイラワン
街の代表地点 · 国の主な陸地
カイラワンは、海岸と山地の間にあるチュニジア中部の平野に位置します。670年に建設され、アグラブ朝の時代に発展しました。城壁内のメディナでは、狭く曲がる路地の奥に中庭を囲む家が並びます。家の外壁は小さな窓と入口が中心ですが、中庭に面する壁には大きな開口を設けています。外側の郊外地区には、より直線的な街路もあります。町の歴史的な範囲は、旧市街だけでなく貯水池や城壁外の宗教施設も含んでいます。

城壁の外にあるアグラブ朝の貯水池は、860〜862年に造られました。雨水や、ワディ・マルガリルの支流が増水した際の水を集める施設です。小さい池で泥などを沈め、大きな多角形の池へ水を送り、さらに屋根のある貯水槽へ分けました。石積みを厚いしっくいで覆い、丸みのある控え壁で水圧に備えています。各家にも井戸や貯水槽があり、大きな池の水は干ばつ時の住民や、隊商、家畜のためにも使われました。

大モスクは670年の創建後、増築や再建を重ねました。現在の主要な平面は、アグラブ朝のズィヤーダト・アッラーフが836〜841年に行った工事に由来します。礼拝堂には多くの柱で区切られた17列の空間があり、中庭の周囲にも馬蹄形のアーチを持つ回廊が巡ります。北側に立つミナレットは、四角い土台から三段に小さくなる形です。石造の外壁や回廊に加え、異なる時期の彫刻や木の天井も伝えられています。
AMVPPC / Ministry of Cultural Affairs · UNESCO World Heritage Centre

三つの扉のモスクは866年に造られた礼拝所です。大モスクとは規模も姿も異なり、通りに向いた正面に三つの入口を並べています。中央の入口を大きくした左右対称の構成で、その上や周囲に植物や幾何学の石彫、クーフィー体の碑文を組み合わせます。建設者の名や年代を伝えるのも、この正面の碑文です。北東角のミナレットは後世に加えられたもので、1440年の改修を記す碑文が残されています。
Museum With No Frontiers / Mourad Rammah · UNESCO World Heritage Centre

カイラワンでは、毛足のあるじゅうたんを結び目で作る工房が町の商いを支えています。伝統的な構成には中央の区画やメダリオン、その周りに散らした花や図案、幾重もの縁取りがあります。深い赤を基調にしたものに加え、羊毛の白や茶を生かしたものもあります。結び織りのじゅうたんはチュニジア各地で作られ、平織りのキリムなどとも技法が異なります。糸の素材、結びの密度、色や図案を組み合わせる仕事です。
Office National de l’Artisanat Tunisien · Office National du Tourisme Tunisien

カイラワンの菓子マクルードは、ひし形に切り分ける小さな菓子として知られます。主な材料にはセモリナ粉、オリーブ油、蜂蜜があり、南部のオアシスで採れるナツメヤシの実も使います。粉と油だけでなく、内陸の別の地域から運ばれる果実が加わる菓子です。旧市街の商いには、じゅうたんや銅器、陶器、革製品とともに、このナツメヤシの菓子を扱う仕事もあります。

市外のラッカーダにある国立イスラム美術博物館は、旧大統領公邸を改め、1986年11月14日に文化と教育の施設となりました。ラッカーダやサブラ・アル・マンスーリヤの発掘で得られた陶器やガラス、大モスクから来た木の部材などを収めます。写本資料には、大モスクの図書館に属した羊皮紙のクルアーンの葉があり、時代による書体や装飾の違いを伝えています。貨幣や重りも、地域の経済史を扱う資料です。
AMVPPC / Ministry of Cultural Affairs · Office National du Tourisme Tunisien

カイラワン大学は2004年の政令で設けられました。市内の文学・人文科学部では、アラビア語、英語、フランス語の言語や文学、文明に加え、哲学、翻訳、考古学を学ぶ課程があります。大学院にはイスラムの考古学と美術を研究する課程や、文化観光の専門課程も置かれています。文化観光では、考古遺産や自然遺産を生かす方法も学びます。古い建物や出土資料を扱う学びも、現代の町の教育の一部です。
平均気温は、最も暖かい8月が約29℃、最も涼しい1月が約10℃。降水量は9月が約55mm、7月が約8mmで、雨の量にも季節差があります。
1991〜2020年の30年間の月別平均。代表地点周辺の格子データによる推定で、街の観測所の実測値や現在の気温ではありません。標高や地区によって差があります。
NASA POWER| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 約16℃ | 約5℃ | 約10℃ |
| 2月 | 約18℃ | 約5℃ | 約11℃ |
| 3月 | 約21℃ | 約8℃ | 約14℃ |
| 4月 | 約25℃ | 約10℃ | 約17℃ |
| 5月 | 約29℃ | 約14℃ | 約21℃ |
| 6月 | 約34℃ | 約19℃ | 約26℃ |
| 7月 | 約38℃ | 約22℃ | 約29℃ |
| 8月 | 約37℃ | 約22℃ | 約29℃ |
| 9月 | 約32℃ | 約20℃ | 約25℃ |
| 10月 | 約27℃ | 約16℃ | 約21℃ |
| 11月 | 約21℃ | 約10℃ | 約15℃ |
| 12月 | 約17℃ | 約7℃ | 約11℃ |
チュニジアの食文化から、料理や菓子を紹介します。

芸術のパトロン・寄付者。
ケルアン生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidataチュニジアの女子陸上競技選手
ケルアン生まれ。Wikidataの出生地記録。
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