二つの川と三つの流路

町はサン・ロラン川とサン・モーリス川の合流部にあり、モントリオールとケベック市のほぼ中間に位置します。トロワリヴィエールは「三つの川」という意味ですが、地名が表しているのは、島の間で三つに分かれるサン・モーリス川河口の流路です。2002年にはカップ・ド・ラ・マドレーヌやポワント・デュ・ラックなどを含む六つの自治体が合併しました。古い中心街のほかに、以前は別の自治体だった地区も市域に含まれています。

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トロワリヴィエールは、ケベック州のサン・ロラン川にサン・モーリス川が注ぐ町です。河口は先住民が集い交易する場所で、その後1634年にフランスの砦が置かれました。毛皮の取引から製鉄、木材、製紙へと仕事が移り、港や旧工場の建物に産業の歴史が残ります。1908年の大火後に再建された中心街、旧刑務所、紙づくりを伝える博物館があり、詩祭や創作の活動も育っています。2002年には周辺の自治体と合併し、市の範囲が広がりました。
● トロワリヴィエール
街の代表地点 · 国の主な陸地
町はサン・ロラン川とサン・モーリス川の合流部にあり、モントリオールとケベック市のほぼ中間に位置します。トロワリヴィエールは「三つの川」という意味ですが、地名が表しているのは、島の間で三つに分かれるサン・モーリス川河口の流路です。2002年にはカップ・ド・ラ・マドレーヌやポワント・デュ・ラックなどを含む六つの自治体が合併しました。古い中心街のほかに、以前は別の自治体だった地区も市域に含まれています。

ヨーロッパの探検者が来る前から、この場所はモンタニェとアルゴンキンの人々が出会い、物を交換する場でした。川を使う先住民の交易網に近づくため、フランス側はここに拠点を設けます。1634年7月4日、ラヴィオレットは職人やイエズス会の宣教師とともに砦を築きました。サン・ロラン川とサン・モーリス川の交差する位置が毛皮交易を引き寄せ、その後の地域の行政や商業の拠点へつながっていきました。

1908年6月22日、中心街を大火が襲い、多くの建物が失われました。消火にはシャウィニガンやケベック、モントリオールなどからも応援が来ています。再建は少数の建築家や施工業者が担い、1912年には町の中心部が再び活気を取り戻しました。その際、通りは広げられ、一部では道筋そのものも変更されています。再建期にまとまって建った建物が中心街の統一感を生み、市街地も西と北へ広がっていきました。

旧刑務所はフランソワ・バイエルジェの設計により1816〜1822年に建てられ、1822年に正式に使われ始めました。当初は町から離れていましたが、19世紀半ば以降の市街地の拡大で周囲も町に組み込まれます。石造の三層の建物には、鉄格子の窓と中央の入口が並びます。1986年に衛生状態を理由に閉鎖され、博物館の一部として刑務所の歴史を伝える場所へ変わりました。内部の区画にも初期の構成が残っています。
Ministère de la Culture et des Communications du Québec · Musée POP · Claire Plourde / Wikimedia Commons
Claire Plourde / Wikimedia Commons(写真を参考に一部省略) · CC BY-SA 4.0

製紙産業の歴史を扱うボレアリスは、旧カナディアン・インターナショナル・ペーパー社のろ過施設を利用しています。1920年代初めに建てられたこの施設は、工場へ送る水をくみ上げ、ろ過し、貯める役割を担いました。地域では19世紀半ばに製材所が増え、20世紀には新聞用紙の需要が製紙産業を押し上げます。2010年に生まれた博物館は、水と森林、工場で働いた人々の記憶を、建物や残された設備とともに伝えています。
Boréalis / Culture Trois-Rivières · Boréalis / Culture Trois-Rivières · Fralambert / Wikimedia Commons

港はモントリオールとケベック市の間に位置し、林産物、アルミニウム、農産食品などの産業と関わっています。1882年に港湾委員会が設けられ、施設の近代化と鉄道への接続が進められました。1920年には穀物エレベーターが建てられ、製紙工場の岸壁も港の施設へ加わります。石炭の荷役、穀物の保管、船と陸上交通の積み替えなど、川を通る物資を扱う仕事が重なってきました。河岸には船を近くに見る散策空間もあります。
Administration portuaire de Trois-Rivières · Claude Boucher (Bouchecl) / Wikimedia Commons
Claude Boucher (Bouchecl) / Wikimedia Commons(写真を参考に一部省略) · CC BY-SA 3.0

中心部から北へ約15キロメートル、サン・モーリス川へ注ぐ小川沿いに、フォルジュ・デュ・サン・モーリスの遺跡があります。1730年に事業が設けられ、近くの鉄鉱石と豊富な水力を利用し、高炉と二つの鍛冶場を中心に発展しました。初期には造船所や王室の軍需施設へ鉄製品を供給し、その後は鉄道建設など国内の需要にも応えます。1883年に閉鎖され、炉や工房、住宅、畑、道の痕跡が、働く場所と生活の結びつきを残しています。

国際詩祭は、各地の詩人と読者が出会う催しです。レ・フォルジュ財団が担い、詩人の作品や声を地域の人々へ届けています。詩を読むだけでなく、自分で書くためのワークショップもあり、詩人向け、一般の書き手向け、学校向けの賞やコンクールも設けられています。2026年には、10月2〜11日の会期と、参加詩人の一覧や催しの予定が案内されました。
Fondation Les Forges — Festival international de la poésie de Trois-Rivières · Fondation Les Forges — FIPTR
平均気温は、最も暖かい7月が約20℃、最も涼しい1月が約-14℃。
1991〜2020年の30年間の月別平均。代表地点周辺の格子データによる推定で、街の観測所の実測値や現在の気温ではありません。標高や地区によって差があります。
NASA POWER| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 約-9℃ | 約-20℃ | 約-14℃ |
| 2月 | 約-7℃ | 約-18℃ | 約-12℃ |
| 3月 | 約-1℃ | 約-11℃ | 約-6℃ |
| 4月 | 約9℃ | 約-2℃ | 約3℃ |
| 5月 | 約17℃ | 約6℃ | 約12℃ |
| 6月 | 約22℃ | 約12℃ | 約17℃ |
| 7月 | 約24℃ | 約14℃ | 約20℃ |
| 8月 | 約23℃ | 約13℃ | 約19℃ |
| 9月 | 約19℃ | 約9℃ | 約14℃ |
| 10月 | 約12℃ | 約3℃ | 約7℃ |
| 11月 | 約4℃ | 約-4℃ | 約0℃ |
| 12月 | 約-5℃ | 約-14℃ | 約-9℃ |
カナダの食文化から、料理や菓子を紹介します。

政治家・弁護士。
トロワリヴィエール生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidataカナダのアイスホッケー選手
トロワリヴィエール生まれ。Wikidataの出生地記録。
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