チルチク川が運んだ土砂の上に広がる街

タシケントはウズベキスタン東部、チルチク川の流域に広がります。川が運んだ砂や土が積もった地形の上に街があり、川沿いの砂礫層には地下水が蓄えられています。地表の水だけでなく、この地下水も都市の水源になってきました。乾いた中央アジアの都市という印象の背後には、川の流れと土砂の堆積がつくった、暮らしを支える土地の成り立ちがあります。

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タシケントは、チルチク川の流域に広がるウズベキスタンの首都です。川の水や地下水が暮らしを支え、都市の水路のそばには公園も続きます。1966年の地震後に加速した都市づくりは、集合住宅や公共空間、地域の技術を取り込んだ近代建築を残しました。地下鉄で移動し、旧市街のチョルスー市場で食材を買う日々には、プロフを共につくる文化や、各地の工芸を首都で保存・紹介する仕事も重なっています。
● タシケント
街の代表地点 · 国の主な陸地
タシケントはウズベキスタン東部、チルチク川の流域に広がります。川が運んだ砂や土が積もった地形の上に街があり、川沿いの砂礫層には地下水が蓄えられています。地表の水だけでなく、この地下水も都市の水源になってきました。乾いた中央アジアの都市という印象の背後には、川の流れと土砂の堆積がつくった、暮らしを支える土地の成り立ちがあります。

チルチク川から取水するボズス水路は、タシケントの水供給に関わってきました。別の都市水路アンホールの沿岸には、ナヴルーズ公園や遊園地などの緑地があります。水路は都市の設備であると同時に、人が歩き、余暇を過ごす水辺にもなっています。水路沿いの緑地は、建物や道路の多い街中で、水辺を歩ける場所です。
JICA / Tashkent city water supply study · Uzbekistan Travel / National PR-centre

タシケントの近代化は地震以前から進んでいましたが、1966年の地震がその動きを加速させました。ソビエト時代の都市計画は、緑地や新しい住宅、大きな公共空間を重視しました。建物には耐震技術や気候に対応する工夫も取り入れられました。現在の街並みには、古い都市の層に加えて、災害後に住まいや公共施設をつくり直した時代の構想が残っています。

1960〜1990年代のタシケントでは、近代的な構造と、地域の中庭や日陰をつくる空間、装飾の技術を組み合わせた建築が生まれました。2021年からの調査では、建物の歴史や状態が記録されています。2026年にはその一群が世界遺産に登録されました。新しい都市への建て替えが進む中で、少し前の「近代」も、調べて守る文化遺産になっています。
UNESCO World Heritage Committee · Tashkent Modernism / Uzbekistan Art and Culture Development Foundation

タシケントの地下鉄は1977年に最初の区間が開業し、その後も路線が延びてきました。駅の仕上げには建築家だけでなく、美術や工芸の専門家も関わり、大理石や花崗岩、陶器、木、金属などが使われました。通勤や通学の足をつくる仕事に、地域の材料と装飾の技術が重なっています。駅ごとの表現は、列車を待つ日常の空間にも組み込まれています。
Cabinet of Ministers construction/reconstruction directorate; Х.Шукуров

旧市街のチョルスー市場には、乳製品、香辛料、干し果物、衣料や手工芸など、品目ごとの売り場があります。干しアンズやレーズン、ナッツ類のほか、クルトやスズマなどの乳製品も扱われます。食品売り場の近くには、プロフやサムサ、麺料理などを出す食事の店が集まります。家庭へ持ち帰る材料と、その場で食べる料理が同じ商いの場所につながっています。

タシケントの食堂や市場でも見られるプロフは、ウズベキスタン各地に広がる米料理です。文化資料ではパロフとも呼ばれ、家族の食事や祝いなどで共に用意し、食べることに意味があると説明されます。米を整え、タマネギやニンジンを切る役割を分け、専門の料理人の技は師から弟子へ伝えられます。料理の前後の会話も、人々を結ぶ時間の一部です。
Uzbekistan Travel / National PR-centre · Intangible Cultural Heritage of Uzbekistan / UNESCO-ICHCAP archive

ラカトボシ通りにある応用美術・工芸史の博物館には、刺繍、絨毯、陶器、金工、木工や織物などが集められています。展示は古い伝統に基づく作品、20世紀の職人、現代の作り手という時間の広がりも持ちます。タシケントにある博物館ですが、扱うのはこの街だけの技ではありません。国内各地の素材や仕事を、首都の一つの場所でたどれる施設になっています。
平均気温は、最も暖かい7月が約29℃、最も涼しい1月が約0℃。降水量は2月が約59mm、8月が約3mmで、雨の量にも季節差があります。
1991〜2020年の30年間の月別平均。代表地点周辺の格子データによる推定で、街の観測所の実測値や現在の気温ではありません。標高や地区によって差があります。
NASA POWER| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 約5℃ | 約-3℃ | 約0℃ |
| 2月 | 約7℃ | 約-2℃ | 約2℃ |
| 3月 | 約13℃ | 約3℃ | 約8℃ |
| 4月 | 約20℃ | 約8℃ | 約14℃ |
| 5月 | 約26℃ | 約13℃ | 約20℃ |
| 6月 | 約33℃ | 約19℃ | 約26℃ |
| 7月 | 約36℃ | 約21℃ | 約29℃ |
| 8月 | 約35℃ | 約20℃ | 約27℃ |
| 9月 | 約29℃ | 約15℃ | 約21℃ |
| 10月 | 約20℃ | 約9℃ | 約14℃ |
| 11月 | 約12℃ | 約3℃ | 約7℃ |
| 12月 | 約6℃ | 約-2℃ | 約2℃ |
ウズベキスタンの食文化から、料理や菓子を紹介します。

陸上競技選手。
タシュケント生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidata映画監督・脚本家。
タシュケント生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidataこの街・地区の周辺にある世界遺産の参考情報です。行政区域内や動画の撮影場所とは限りません。

UNESCOの世界遺産リストに掲載されている文化遺産。
2026年 世界遺産登録UNESCO世界遺産センター参考写真:Theklan · 参考写真 ↗ · CC BY-SA 4.0この名前の地域は見つかりませんでした。
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