カトマンズの南東に続く古い町

パタンはラリトプルとも呼ばれ、ネパールのカトマンズから南東約5キロにある町です。古い市街では狭い道に煉瓦造りの家が並び、ヒンドゥー教の寺院と仏教の僧院が近接しています。王宮広場へ続く道の周囲には、住居や職人の仕事場も重なっています。ラリトプルの行政区域はこの歴史地区より広く、旧市街と現代の市全体は同じ範囲ではありません。

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パタンはカトマンズの南東にある、ラリトプルとも呼ばれるネパールの町です。煉瓦の家や細い道の間に寺院と僧院が集まり、旧王宮のダルバール広場は世界遺産「カトマンズの谷」の一部を構成しています。金属を打つ職人や石工の仕事、雨水を蓄えた池、王宮の中庭を利用する博物館も町の歴史を伝えます。2015年の地震後には、回収した古材と地域の工芸技術を使った建物の修復が進められました。
● パタン
街の代表地点 · 国の主な陸地
パタンはラリトプルとも呼ばれ、ネパールのカトマンズから南東約5キロにある町です。古い市街では狭い道に煉瓦造りの家が並び、ヒンドゥー教の寺院と仏教の僧院が近接しています。王宮広場へ続く道の周囲には、住居や職人の仕事場も重なっています。ラリトプルの行政区域はこの歴史地区より広く、旧市街と現代の市全体は同じ範囲ではありません。

パタンにはヤラ、ユパグラムなど複数の古い呼び名が伝わっています。ラリトプル市の沿革は、リッチャヴィ時代の碑文、彫刻、石の水場などを挙げ、早い時期から町が発達していたことを説明しています。中世にはマッラ王朝の独立した王国の一つとなり、仏教文化や工芸の中心でもありました。宮殿や寺院が集まる広場には、とくに王国時代の建築と技術が重なっています。

パタンのダルバール広場は、宮殿、中庭、寺院と公共空間が集まる旧都市の中心です。世界遺産「カトマンズの谷」を構成する七つの遺産区域の一つでもあります。広場のクリシュナ寺院は、17世紀にシッディ・ナラシンハ・マッラ王が建てた石造の寺院です。煉瓦と木を主とする層状の寺院とは異なる、石の柱や上へ伸びるシカラ式の塔を備えています。
Lalitpur Metropolitan City · UNESCO World Heritage Centre · Bidhan Rajkarnikar / Wikimedia Commons
Bidhan Rajkarnikar / Wikimedia Commons(写真を参考に一部省略) · CC BY-SA 4.0

パタン博物館は、ダルバール地区の北端にある宮殿建築の中庭を利用しています。ケシャヴ・ナラヤン・チョークという名は、中庭の中央にあるヴィシュヌ神の一形態をまつる寺院に由来します。ネパールとオーストリアの協力による修理は1982年に始まり、宮殿を学びの場へ変える事業につながりました。王宮の空間を残しながら、仏教や伝統の宗教美術を伝える施設になっています。
Government of Nepal, Patan Museum · Lalitpur Metropolitan City · Shadow Ayush / Wikimedia Commons

パタンは金属工芸で知られ、薄い金属を裏側から打って立体的な形にする打出しや、蝋の模型を型に包んで鋳るロストワックスの技術が受け継がれています。寺院や僧院の装飾にも、金属を扱う職人の仕事が使われてきました。ラガンケルのサトドバト近くにある工業地区では、金属工芸に加えて木彫、手織りの羊毛じゅうたん、タンカと呼ばれる絵画も扱われています。

ビンチェン・バハルは、石を彫る仕事が受け継がれてきた地区です。2013年の世界銀行の調査には、周辺の採石場から得た花崗岩で、柱、水口、石板や彫像をつくる家族の仕事が記録されています。自宅で制作して地元の店へ卸す人も、店で販売する人もいました。調査は、地域の職人が若い世代の訓練を進め、カトマンズや国外の買い手にも品物を届ける様子を伝えています。

パタンにはプクと呼ばれる池や、ヒティと呼ばれる石の水口を備えた水場があります。高い土地から流れる雨水を低い場所へ集め、乾季の水を蓄える仕組みが町につくられてきました。2013年の調査は、サウガ・ヒティの池からクティ・サウガル、ネウタの池へ水を送る流れを記録しています。一方、都市化によって古い排水のつながりが失われた場所もあり、水の施設は建物とともに町の歴史を伝えます。

2015年のゴルカ地震では、パタンの寺院や王宮にも損傷や倒壊が生じました。保存団体KVPTは、がれきから歴史的な部材を回収し、分類、修理して再び使う取り組みを進めました。大工、木彫職人、石工、金属職人が建築家や技術者と協働し、伝統の工法と耐震補強を組み合わせています。団体の記録では、クリシュナ寺院の修復は2016年9月に始まり、2018年11月に完了しています。
平均気温は、最も暖かい6月が約25℃、最も涼しい1月が約11℃。降水量は7月が約237mm、11月が約4mmで、雨の量にも季節差があります。
1991〜2020年の30年間の月別平均。代表地点周辺の格子データによる推定で、街の観測所の実測値や現在の気温ではありません。標高や地区によって差があります。
NASA POWER| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 約18℃ | 約7℃ | 約11℃ |
| 2月 | 約21℃ | 約9℃ | 約14℃ |
| 3月 | 約26℃ | 約13℃ | 約18℃ |
| 4月 | 約30℃ | 約16℃ | 約23℃ |
| 5月 | 約31℃ | 約19℃ | 約25℃ |
| 6月 | 約30℃ | 約21℃ | 約25℃ |
| 7月 | 約27℃ | 約21℃ | 約23℃ |
| 8月 | 約26℃ | 約20℃ | 約23℃ |
| 9月 | 約25℃ | 約19℃ | 約22℃ |
| 10月 | 約24℃ | 約16℃ | 約19℃ |
| 11月 | 約21℃ | 約12℃ | 約16℃ |
| 12月 | 約19℃ | 約9℃ | 約12℃ |
ネパールの食文化から、料理や菓子を紹介します。

歌手・俳優。
パタン生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidata映画俳優・モデル。
パタン生まれ。Wikidataの出生地記録。
Wikidataこの街・地区の周辺にある世界遺産の参考情報です。行政区域内や動画の撮影場所とは限りません。

UNESCOの世界遺産リストに掲載されている文化遺産。
1979年 世界遺産登録UNESCO世界遺産センター参考写真:Sumitbhatt222 · 参考写真 ↗ · CC BY-SA 4.0この名前の地域は見つかりませんでした。
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